神戸市長田区のはりきゅう院真修道の院長である伊藤真樹先生は、漢医堂で研修生として修行をされた後に独立開業を果たされました。
氣鍼医術の底本でもある「氣鍼医術鍼術指南極意」出版の際には校正作業を担当されたほどですので、氣鍼医術への関わりは深いものです。
野球チームの指導にも尽力され、はりきゅうの技術でスポーツ選手の治療も得意なジャンルとされています。
伊藤先生から、氣鍼医術を選んでくださった動機についてテキストを賜りました。ご多忙の中、これから開業、開院を目指す方にとってよきアドバイスとなるであろうテキストをありがとうございます。
鍼灸学校在学中に、「接触鍼」や「刺さずに治療する術」があることを学び、この接触鍼に大変興味を持ち、鍼灸学校を卒業して間もなく、修行できる治療院を探していて漢医堂にたどり着きました。
見学すると、まさに私が求めていた刺さずに治す治療技術でした。
勉強があまり得意ではない私は、どちらかといえば感覚派の職人になりたく、師匠の教えは「まねべ」(真似して学べ)という指導でしたので、私にピッタリでした。
即効性のある子午治療や奇経治療を駆使した複合診断の氣鍼医術に出会えたことにいつも感謝しております。
修行に3年は必要だと考えていたところ、2年経たないうちに先輩からの居抜きの良い物件の話があり、師匠に相談したところ「是非やれやれ」と即答でした。
その師匠の後押しがあり、今に至っております。
2016/08/10